

二日目。いつも後悔するけど、ヒールがある靴は履くべきではない。
この日は合計8つの寺を観光。途中から足が自分のものじゃない位痛む。
で、二人にお願いして靴屋を探してもらうけど、、、北鎌倉にはそんなところはなく。
毎回、旅行する度にサンダルやシューズを買うのはお決まりなので、二人に小言を言われ続ける。で、お土産屋さんでサンダルをGET。雨の中、寒いのに素足でサンダルという格好。少々浮いてるが、観光地にいる外人さんは私と同じ感じ。
でも外人の人がショートパンツで素足は格好いいけど、私は……みぽりんが「ちんどんやみたい」と呟く。
北鎌倉の円覚寺は緑が沢山あって癒される。みぽりんはまた花を撮影しに、私と父は如来像が飾られているお堂に入る。
そこは、神聖な雰囲気で、畳が敷き詰められた20畳位の広さである。
「絶対に畳の上にはあがらないで下さい」という注意書きがあるにも関わらず、父が「座禅を教えてあげる」と言い出す。
「ねぇねぇ、この注意書き見てよ。怒られるのヤダよ」「お前はもっと頭使え。畳と書いてあるだろう?ということは、ここの板の間(※写真で分かりますか?畳を縁取っている約15センチの板の間です)ならいいわけだ。坊主が来た瞬間にここの15センチに立ったらいいんだよ」と、父は目を閉じて禅を組む。
私は唖然とする。しかもわざわざ、円覚寺で禅を教えてくれなくても……しかし父は何故かどうしても私に禅を教えたいらしく意地になっている。
サンダルを脱ぎ捨て、禅を組む二人。
物音がする度に二人で畳から板の間へ瞬間移動する。落ち着いて集中して禅を組めない。
もうそろそろ……と言っても「雑念があるな、喝!」と背中を叩く動きをする父。
そりゃね、私も付き合ってあげたいよ。でもさぁ、小さい頃から歴史の時間で写真を見て楽しみに観光しに来た円覚寺で、何でこんな冷や冷やして禅を組まなきゃいけないわけ??
それで、外からそんな私たちを撮影しているみぽりん。
もう一泊一緒にしたら?と誘われたけど、いえ結構。もう十分堪能しました。
これ以上一緒にいると喧嘩になるので、私は湘南新宿ラインで家に向かった。
明日は、きっと鎌倉のどこかで、父は歴史のウンチクを必死に説明して、みぽりんは聞いてる振りをしながら花と食べ物の事ばかり考えてるんだろうなぁ。
少し二人に思いを馳せながら……鎌倉を後にした
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